100字de日記

100字で日記を書いています。

不思議

ハンドソープはいつも使いきる前に補充されてある。ボディソープは残りわずかになると水を足してある。台所用洗剤はまるで担当外のように知らぬ顔。洗濯用洗剤は溢れるほど補充。うちの相方の詰め替えの基準とは?

受け入れる

不安なんだと気がついたとき、不安が消えた。怒りの原因を見つけたら、怒りが溶けていった。力んでいた身体のあちこちが緩む。呼吸することを思い出す。先が見えず、何もわからないことが怖かった。それがわかった。

登場

ときどき顔を出す傲慢な私。謙虚さできれいに包んでいたはずなのに、何かのはずみでポロリと飛び出す。すかさず話題を変えるけど、自分の心はごまかせない。愛されたい、甘えたい、満たされたい、かまってほしい。

とき

入院中の母のもとへ面会に行く。洗濯物の入れ替え、少しの会話で15分はすぐにやってくる。また来るね!と手を振りエレベーターに乗る。父との別れは突然だった。母との時間は、あとどれくらい?扉が開き前へ進む。